夏、疾風 変革のとき
嵐の新曲 夏疾風
夏の甲子園の番組テーマ曲にもなっており、またゆずの北川さんが作ったということもあって話題の1曲になっている
先日放送されたMUSICステーション
そこでこの曲を披露したのだが、ただスタジオで披露するだけではなく、甲子園をステージに昼間録画した視聴者リクエスト曲で選ばれたHappinessを放送し、生で夏疾風を歌うというものだった
一緒にパフォーマンスした吹奏楽の人達やチアリーディングの人達も素晴らしかった
今、というか少し前から歌番組は次々と番組終了の憂き目を迎えていた
歌番組の全盛期はいつなのだろう 詳しいことはわからないのだが
私はそんな中同じ歌番組であるこのミュージックステーションがなぜここまでの長寿番組になっているのか なぜ終了をせずにいられるのか
その訳が、今回の放送をみてわかった気がする
(実際には前々から思っていたことだったのだが)
ただ歌を見せるだけではなく、そのアーティストまたは曲にあったテーマで「魅せる」ということを意識していること
今回の嵐で言えば、甲子園をステージにしたことが大きく占める
あるテーマに基づいたランキングを行い、それを生放送と並行して流すこと
例えばあなたが聞きたい夏歌 とか 冬の定番曲ベスト50とかである
今回で言えば、出演するアーティストの曲で視聴者が聴きたい曲ランクである
このような様々な企画を通し、視聴者にただ歌番組を披露するのではなく、エンターテインメントとして存在し、飽きさせない つまりは番組離れをさせないように工夫を凝らしている
マンネリ化を防止しているのである
おそらく、これが10数年前であればこのような工夫は必要ない いやむしろない方が純粋に歌番組を楽しむということで収まっていたかもしれない
けれど時代はながれる 純粋な歌番組の放送を経て、時代は次のステージへの段階にさし向かって行った
そして、それに抗うことなく、柔軟に流れに乗った それがミュージックステーションだ
時代は移り変わる これは止めようもない
そして、流行り廃りももちろんその中に含まれる
だから、世間の見方や嗜好ももちろん変遷する
ずっと変わらないままでは、成功はありえないのである
何かを変えることは、特に自分の進んできた道を変化させることはとてつもなく抵抗があることであろう それは当たり前のこと
しかしそこにいくらかの抵抗はあったとしても、その考えを一つのものとして受け止め、認めた時に 改めて本当の進むべき道が浮かび上がるのかもしれない
これはテレビ番組だけに留まる話ではない